シャドウイングとリプロダクション

シャドウイングの話。

結構楽しい。しかし「不思議の国のアリス」は難しすぎるので、「オズの魔法使い」に変えて続けている。こちらは8割がた聞き取れるのだが、シャドウできるのは5割程度で、舌がついていかない。まあちょうど良い難易度なのかな?とりあえず続けてみる。

しかし、今日新たに「リプロダクション」という勉強方法があることを知った。音声を1、2秒聞いたら一旦止めてリピートする、というのを繰り返していくらしい。で、早速やってみたのだけど、これもなかなか難しいのよな。洋楽を歌えるようになりたくて練習したことがあるのを思い出した。この時私がやっていたのはまさにリプロダクションであった。

好きな曲で、しかしなかなか歌えないのがサイモンとガーファンクルの「サウンド・オブ・サイレンス」なのだけど、この曲の

Hear my words that I might teach you
Take my arms that I might reach you
というところが私には格別に難しく、しかし今日胃を悪くしながらも再び辛抱強く聞き取ったところによると、
ヒャ・マ・ワ・ダ・ア・マー・ィティーチュー
ティ・マ・ア・ダ・ア・マー・ィリーチュー
となっているのであり、英語を追うとダメだが、こちらのカタカナを追って発音するとあら不思議、うまくいくのであった。しかしこれもう暗号というか、これを追っかけて発音してもそれ、英語の上達になるのかしら、洋楽カラオケの上達にはなっても。
しかし、ちょっとした気まぐれで長年のつまずきが解消されたのは嬉しい。これで「レット・イット・ビー」以外の洋楽十八番ができたぜ。
リプロダクションに戻ると、これならシャドウイングの「自分が発声してるとオーディオ音声が聞き取れない」という大問題点が解消されるのだが、いかんせんちまちましてて疲れる。止めては戻り、止めては戻り、とやって発音できるようになるまで繰り返す。これはなかなか根気がいることではないの。
私は聴覚もよろしくないが、根気もないので、これは毎日は無理だろうなあ、とすぐ結論した。やはりシャドウイングをしばらく続けよう。とりあえずオズはカカシが川に取り残されて救出されたところまできた。